Kotlin歴が一週間の自分が、Kotlinのコードをレビューするときに指摘していること

Kotlin歴1年くらいになったら考えは変わるかもしれないので、Kotlin歴1週間での脳のスナップショットを書き留めておきます。Qiitaとかに書くと「いや、そうじゃないだろ」みたいなのが多数派だとおもうので、とりあえず自分のブログに書いておこう。

?. は3つ以上連続使用しないほうがいいんじゃない?

fragment.arguments?.getString("title")?.toUpperCase()

気持ちはわかるけど、それだったら「nullかもしれない」を排除する方向のコードにしたほうがいい気がする。 なんとなく、本当になんとなくだけど・・・。

スコープ関数は letalso だけ使うようにしましょう & apply は使わないで下さい

HogeFragment().apply {
  argument = Bundle().apply {
    putLong("id", id)
    putString("title", title)
  }
}

よりも

HogeFragment().also { fragment ->
  fragment.argument = Bundle().also { bundle ->
    bundle.putLong("id", id)
    bundle.putString("title", title)
  }
}

のほうが可読性高い気がする。 apply は、IDEの補助がないと、どのクラスのメソッドを読んでいるかを見失う。つらい。

Rubytrytap だけで概ね行けてるんだし、Kotlinだって letalso があれば行けるでしょ?とおもっているけど、違うのかな・・・。

スコープ関数とかブロックをネストするときは it は使わない

Realm.getDefaultInstance().use {
  it.executeTransaction {
    it.where(User::class.java).equalsTo("id", userId).findFirst()?.let {
      it.name = username;
    }
  }
}

だと、it が何を指してるのかパット見でわかりにくいので、

Realm.getDefaultInstance().use { realm ->
  realm.executeTransaction { realm ->
    realm.where(User::class.java).equalsTo("id", userId).findFirst()?.let { user ->
      user.name = username;
    }
  }
}

のようにレシーバーを明記しよう。 主語のない文が連続してる文章が読みづらいのと同じで、引数がないブロックが連続してるのもつらい。

スコープ関数とかブロックは3段以上ネストしない

fun saveUserName(username: String) {
  Realm.getDefaultInstance().use { realm ->
    realm.executeTransaction { realm ->
      realm.where(User::class.java).equalsTo("id", userId).findFirst()?.let { user ->
        user.name = username;
      }
    }
  }
}

でもパット見の印象は "複雑" だ。

fun inRealmTransaction(operation: (Realm) -> Unit) {
  Realm.getDefaultInstance().use {
    it.executeTransaction(operation)
  }
}


fun saveUserName(username: String) {
  inRealmTransaction { realm ->
    realm.where(User::class.java).equalsTo("id", userId).findFirst()?.let { user ->
      user.name = username
    }
  }
}

ネストの深さはせいぜいこのくらいであって欲しい。

その拡張関数、本当に拡張関数じゃないとダメなの?

IntentとかBundleとかに独自メソッドを生やすのは、まぁなんとなくはわかる。

一方で、FragmentとかActivityにメソッドを生やすのは「それ、ベースクラスつくって継承させるのじゃだめなの?」と疑いたくなる。 本当に継承じゃだめな理由があるなら、メソッドを生やせばいいけど、その場合には↓に紹介されてるように、Interfaceでスコープを明示的に示すように実装したほうが事故るリスクは少なそう。

dev.classmethod.jp

まとめ

よくわからないなりにも、"直感的にロジックが読めない"コードはどんなにきれいなコードでも排除しようとレビューをしている。

 

ところで、Googleが絶賛布教中?のDartっていう言語だと

Effective Dart: Usage | Dart

Effective Dart: Design | Dart

みたいなベストプラクティスが公式に示されている。それよりも後発のKotlinにはこういうコンテンツってないのだろうか?

Heroku+SendGridとfreenomで空メール送信を受け付ける何か(使い捨て)をつくる

空メール送信をしたら会員登録URLが送られてきて、それをタップするとアプリが開いて、Facebookで会員登録! みたいな流れを作りたかった。

実装にあたり、ネックとなるのは、空メールを受け付けるところ。受信可能なメールアドレスをなんとかしてお金かけずに作りたい。

ということで、なんとなくやってみた。

ドメインを無料でとる

freenom というところで12ヶ月までなら無料で使えるドメインを取ることができる。 (無料とはいえ、ドメインを持つ以上は住所とかいろいろ入れないといけないので、そのあたりは自己責任で...)

今回は、とりあえず kodama.tk という適当なドメインをとった。ネーミングに特に理由はない。(なんとなくechoを日本語にしただけ)

とりあえずHerokuで適当なプロジェクトをつくる

アプリ名は kodamatk にして、

bundle exec rails new . --api --skip-bundle --skip-test --database=postgresql

したのをGitHubに置いて、pipeline設定すると

https://kodamatk.herokuapp.com/

が使えるようになる。

f:id:YusukeIwaki:20171004111006p:plain

ただ、何もコンテンツがないRailsアプリは404しか返してくれず、ちゃんと動いてるか判別がつきにくいので、

github.com

こんな感じで https://kodamatk.herokuapp.com/inspect/ip というエンドポイントをなんとなく作った。

Herokuアプリにカスタムドメインを設定する

devcenter.heroku.com

に従う。

$ heroku domains:add www.kodama.tk
Adding www.kodama.tk to ⬢ kodamatk... done
 ▸    Configure your app's DNS provider to point to the DNS Target www.kodama.tk.herokudns.com.
 ▸    For help, see https://devcenter.heroku.com/articles/custom-domains

The domain www.kodama.tk has been enqueued for addition
 ▸    Run heroku domains:wait 'www.kodama.tk' to wait for completion
$ heroku domains
=== kodamatk Heroku Domain
kodamatk.herokuapp.com

=== kodamatk Custom Domains
Domain Name    DNS Record Type  DNS Target
─────────────  ───────────────  ───────────────────────────
www.kodama.tk  CNAME            www.kodama.tk.herokudns.com

この最後の1行がポイント。 www.kodama.tk CNAME www.kodama.tk.herokudns.comドメイン設定側(今回の場合はfreenom)で指定する必要がある。

f:id:YusukeIwaki:20171004111708p:plain

これだけ!

めっちゃかんたん。

暫く待つと、 http://www.kodama.tk/inspect/ip でさっきのIPアドレス表示ページにアクセスできるようになる。

SendGridにカスタムドメインを設定する

こっちはやや面倒。2つやることがある。

Whitelabelの設定

f:id:YusukeIwaki:20171004112049p:plain

ここにある。

[Add whitelabel]をおすと、入力フォームがでてくるので

f:id:YusukeIwaki:20171004112206p:plain

こんなかんじで。subdomainのところはなんでもいいらしい。とりあえず適当に mail にした。

Saveすると

f:id:YusukeIwaki:20171004112442p:plain

こんなかんじで、CNAMEを3つ設定してくれ、っぽいことが出てくるので、あらためてドメイン設定側(今回の場合はfreenom)で指定する。

f:id:YusukeIwaki:20171004112703p:plain

しばらく待ってから、SendGrid側で「Validate」をすると、 ✘ だったのが ✔ になる。

これで、カスタムドメインでのメールが使えるようになる。

Inbound Parseを設定する

先の手順まででカスタムドメインでメールの送信はできるが、受信にはもう一手間必要。

SendGridには、Inbound Parseという、受信したメールを特定のURLにWebHookで通知してくれる超便利機能があるので、それを使う。

設定手順はわりとかんたん。 (詳しくは→ Inbound Email Parse Webhook - ドキュメント | SendGrid )

まずは、ドメイン設定側(今回の場合はfreenom)でMXレコードを追加する。

f:id:YusukeIwaki:20171004113302p:plain

これで、 xxxxxxxx@kodama.tk というメールアドレスにメールを送ると、SendGridの方に届くようになる。

次に、SendGridでWebhookの設定

f:id:YusukeIwaki:20171004113507p:plain

ここから、

f:id:YusukeIwaki:20171004113453p:plain

こんな感じで、適当にWebHookのURLを指定する。( www.kodama.tk は証明書を取っていないのでhttps通信では使えないので、 kodamatk.herokuapp.com のほうのURLを指定している)

あとは、Railsアプリ側でWebHookをさばく処理を書くだけ!

namespace :webhook do
  post :email, to: 'email#incoming'
end
class Webhook::EmailController < ::ApplicationController
  def incoming
    mail_from = params[:from]  # 空メールを送った人のアドレス
    mail_to = params[:to] # xxxx@kodama.tk
    mail_title = params[:subject]
    mail_body = params[:text]

    # 空メールの内容が正しければ、会員登録URLをmail_fromに送る
    handle_mail(mail_from, mail_to, mail_title, mail_body)

    render plain: "ok"
  end
end

というかんじで、使い捨てと割り切れば無料でおためしができた。

Galaxy Note 8 は割と使いにくい形をしている

先週くらいに、念願だったGalaxyNote 8を買った。 1ヶ月前くらいから予約してまで買ったのはこれが初めてだ。 ただ、一週間程度しか使ってなくても、少し後悔し始めている。

まえおき(蛇足)

私はわりとGalaxy Noteのファンのようで、

をこれまで買って使ってきた。

買ってないやつにも理由はあって、 Note4, Note5は動作がモッサリしてたので買ってない。 Note7は買おうとしていたら販売停止になってしまったw

という感じで、だいぶGalaxy Noteを買ってる方だとは思う。

Note 7を買えなかったときから、Note 8はどんな形であろうと買おうと決めていた。 ただファンだったから…。

いざ使ってみると…

f:id:YusukeIwaki:20170930081721j:plain

こんなにペンの使いづらいGalaxy Noteは初めてかも、と感じた。

デザイン重視なのか、ベゼルレスなのがものすごく使いにくいのである。 ペンを使う以上は両手で使うことになるのだけど、左手で持つ時に確実にディスプレイのエリアを持つことになる。また、右手でメモをとるにも宙に浮かせて文字を書くとか無理なので、やっぱり画面に手を置くことになる。 そうなると、この大画面にもかかわらず、まともにメモを取れるエリアが恐ろしく少なくなるのである。これは困る。

あと、端末が全体的にとても滑りやすい加工をされていて、電車の中で揺れたら落としてしまいそうになる。これも困る。

ということで、今のところSペンをまともに使いこなせていない。こんなGalaxy Noteは初めてである。

SペンのないGalaxy S8+で十分だったのではないかと後悔している。

「ちょうどいいサイズ感」は一体どこへ…?

Note 8、開封してさわったときから、実は第一印象があまりよくなかった。

重い & デカい

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Xperia Z ultraに比べると一回り小さくて軽い。のだけど、左手で持って右手で使うように設計されているZ ultraとは違って、GalaxyNote8はあくまで片手操作の設計だ。

3本の指で支えて親指で操作するには中途半端にでかくて重い。 サイズ感でいうとGalaxy Note 3~5くらいのほうが圧倒的に良かったと思う。

ということで

これから買う方は、 爆発しなくなったGalaxy Note 7 あたりも視野に入れてみてはどうでしょうか。